【社長の覚悟録】史上最強の上司その1〜 教え方のコツ〜

皆さんの会社でも、仕事が属人化しないように、
ガイドラインの整備や教育プログラムの作成などされていることでしょう。

しかし、部下が動いてくれなかったり、ガイドラインが活用されていなかったり・・・
そんなことが続くと教える側のモチベーションも下がってしまいますよね。
そんな時に私は、この上司のしてくれたことを思い出します。

私の社会人生活は、職人として建設現場で測量の仕事をすることからスタートしました。

職人の世界では、親方について歩く部下を「手元」と呼びます。
親方の手元として共に行動しその仕事を覚えていくのが、当時もそして今も比較的一般的な教育方法です。
マニュアルなどあるはずもなく、その「背中を見て覚える」ことが求められます。

言葉で教えられた経験がなく、人にどう教えていいかわからない親方たち。
怒鳴ったりしたくないと思っていても、実際、他の教え方を知らないのです。
私もそんな教え方をする、何人かの親方のもとで技術を身に付けていきました。

久保史上最強にかっこよかった上司と出会った時も、私は彼の事を他の親方と同じと考えていました。

でも彼の教え方は、他の親方と異なりました。
細かな説明なしに仕事を始めるのは同じですが、同じような仕事が発生したときには必ず
「くぼっち(彼は私をこう呼んでいました)次どうする?」と質問するのです。

「親方の」作業する順番のイメージはつきますが「自分ならどうするか?」
と考える自由があると私は思っていませんでした。

自分の考えを述べると「どうしてその順番なのか?」と聞かれます。
「親方だったら、そうすると想像していたので」
と答えると「なんで?」とまた質問されます。

なぜ親方はそうするのか、それまで考えたことがなかったのです。
彼に出会って初めてなぜその順番で仕事をするのが最善か
「自分なりの回答をもつ必要性」に気づかされました。
これは、仕事をするために「当たり前」の事なのです。

でも、この教える側にとって「当たり前」の感覚を部下が持ち合わせていないことは多々あります。
それを「当たり前」するためには一通り教えた後、
「なぜ?この順番でやるのだと思う?」と問いかけてみる事なのです。

小さなステップですが、このステップを踏むことで「自ら考える」育成を行う事ができます。

この上司の話は、まだまだ続きます。なにしろ「久保史上最強にかっこいい上司」ですから笑。
次回もお楽しみに!

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株式会社メタモルフォー 代表取締役 久保彩

追伸:写真は、1月のベガス視察でザッポスを見学した際のものです。
社員が生き生きと働く会社のコールセンターは遊園地の様に楽しげでした^^

人が育つ, 人材教育, 組織作り

Posted by 久保彩