久保
「 社会福祉法人明社会 」 理事且つ「東平しらゆり保育園 園長」でいらっしゃいます吉川貴也様をゲストに迎えております。
私があり方塾でお伝えしている「見知守破離」のMAPに則ってお話をお聞きしています。
1回目は「見る」のフェーズです。
2019年8月に初めて弊社にお運びくださった時、当時は副園長さんでしたよね。
どのような思い・悩みなどがあって弊社にお越しいただいたのでしょうか?
吉川様
保育園だと子ども達が朝から晩までいるので職員全員が集まっての会議やミーティングは難しい環境です。
ちょっと会議でうまく職員の意見を聞き取ることが難しかったり、風通しが悪くなっていないかなどが気になっていました。
「人が育つ会議」のやり方で何か持ち帰られたらいいなと。
(そのセミナーで)出会ったのが一番最初ですね。
久保
「人が育つ会議」という弊社オリジナルコンテンツにご参加いただいたのが最初のご縁でしたね。
他の「会議」と何が違いましたか?
吉川様
コミュニケーションスタイルは一人ひとり異なります。
自分の意見を言いやすい方もいれば、人が大勢いる場面だとなかなか自分の意見をいうのは難しい方がいますよね。
自分もどちらかというと後者のタイプです。
(気持ち・本音を)引き出すために、付箋に「まずは書いてみよう」がすごく印象的でした。
それについて喋ってもいいし、喋らないでしまってもいい。
まず自分が思っていることをそこに出してみようというのがとてもいいなと思いました。
久保
特に中小企業は研修をする時間を作るのが大変なんですよね。
弊社のお客様の多くもそうでした。
でも会議はどの企業でも必ずと言って実施される。
その会議の時間を効率よく運営したら、会議=研修になって育成になって一石二鳥なのでは?が
「人が育つ会議」の大きなコンセプトとしてあります。
この「人が育つ会議」では、絶対に「意見を出して」ではなく、まずは「自分の気持ちを整理して書いて」と伝えます。
(書いたカードや付箋は)出せるものは出していいし、握りつぶしたっていいですよと。
久保
最初からそのお悩みを解決されるつもりではなかったですよね。
弟様にもセミナーにはお越しいただきましたね。
吉川様
そうですね。ただ会議が良くなったらいいなという気持ちで参加しました。
弟も同じ法人経営をしていて説明しきれないから、ぜひ体験して欲しいと。
久保
ありがとうございます。
その後、家族会議にも発展して、社内・園の中でも会議を運営されたりしていきますね。
メタモルフォーのこの空間に足を踏み入れて、私と会っていただいた時の感触・印象など教えてください。
吉川様
常連さんばかりで(そのセミナーで)世界ができあがっていたらと不安でしたが、そんなこともなく。
また「会議」のセミナーだから、かっちりした固い感じかと思っていたんです。
でも、非常にくつろいだ楽しい感じで、セミナー自体がトントントンとあっという間に過ぎていきましたね。
人見知りなんだけど心地よく過ごせたな、というのが初めての印象です。
久保
ありがとうございます。
人が育つ会議セミナーにご参加いただいて、やがて承継のお悩みの話になリましたよね。
吉川様
副園長って(カードに)書いていたので、「ゆくゆくは園長になられるんですか」という感じで聞かれたんだと思います。
久保
私は吉川様にお会いした時は、真面目で、THE教育者でいらっしゃる方だなと思いました。
教育に関わる素敵な方というのが最初の印象です。
次は「見知守破離」の「知る」についてお話を伺います。