久保
続いて「破る」のフェーズです。
このフェーズは「殻を破る」「自分自身を変える」と言い換えられますが、
吉川様は自分が大きく変わった言葉や出来事はあったでしょうか?
吉川様
それまでの知る・守るのフェーズは意識しなくても自分が当たり前と思っていることを実施していました。
人を助けるために自分の身を削らないといけないと思い込んでいたのですが、
久保さんに
「人を助けるために自分を犠牲にしなくてもいいんじゃないの?」
と言われたのがとても印象的でした。
おそらく気にならない方もおられるでしょうが
私はそれまで自己犠牲の上に成り立つと考えていたので
その言葉にハッとさせられましたね。
自分の考え方を変えるきっかけになりました。
久保
「(それをして)人がどう思うか?」が気になっていらっしゃったのでしょうか?
吉川様
「人からどう見られるか?」のほうが気になります。
でも自分らしさも大事。だからもやもやしていました。
久保
吉川様は本当に真面目な方で、コロナ禍に毎朝配信していた久保の動画を
全て見てくださってましたね。見て・聞いて・咀嚼して。
継続力は大切だなと思っています。その他にもあればお聞かせください。
吉川様
風通しの良い職場や思っていることを言える職場にしたく、チームワークをよくしたいです。
だから、人に対してそのように接します。そうすると心のどこかで、
人も自分に対して優しくしてくれるんじゃないかって思ちゃうんですよね。
そのときに久保さんに
「それはセットではない。人に優しくしたからって人が自分をそう扱うとは限らない」
と言われたことがあります。
客観的事実として認識した時でした。
久保
あり方塾ではワーク⇨フィードバックなので長くセッション時間を潤沢に取れるわけではないです。
通常2~3言のフィードバックだと思いますが、印象的な言葉があったのですね。
吉川様
ワークを黙々とするのは苦ではありませんが、
「いいからまずやれ」と言われたことありましたよね(笑)
そこまで書いてわかってるなら次はアクションだ、と。
久保
いつまで書いてるの、行動しろ!と。
頭の良い方にありがちな「こねくり回し」です(笑)
私のメモにも「この人はいつ動き出すのだろう?」と書いてましたよ。
人に承認されたい、評価されたい、という気持ちへの変化はありましたか?
吉川様
ゼロにはならないですが、以前よりは比重が下がってきました。
久保
どうしたら、そうなれるのでしょうか?
吉川様
言葉にするのは難しいですが・・・
自分と他人は絶対的に違う前提があって
自分の思うように人をどうにかすることはできないと認識することでしょうか。
久保
じわりじわりと変化していくんですかね。
吉川様
いろいろな要素が組み合わさって今の出来事が起こる。
そこで次の一歩をどう踏み出すか。
それを具体的にミッション遂行に落としていく。
その繰り返しなのかなと思います。
久保
ありがとうございます。破るのフェーズのお話をお伺いしました。
次はいよいよラスト!「離れる」についてお伺いしていきます。